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おおしま内科皮フ科クリニック

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お砂糖のおはなし

2015.07.17
よく糖尿病で経過をみている患者さんから、「糖質0」とか「糖類0」など・・・
「フリー」「ノン」「レス」がついている飲料を飲んでいますと言われます。
なんだか雰囲気は良いですよね。

「ゼロ」や「フリー」にだまされてはいけません。
100ml当たり糖類が0.5g未満なら「糖類ゼロ」と表示できるんです。
パッケージの裏を見てみましょう。
栄養成分表に「炭水化物」があれば、その中に「糖質」「糖類」が含まれています。

例えば「100ml当たり炭水化物0.5g」のペットボトル1本(500ml)の場合〜
糖類の量=0.5g×5=2.5g入っている事になります。
微量ですが、入っている事を知っておくことは重要ですよね。

さて「炭水化物」は「食物繊維」と「糖質」から成ります。

「糖質」は多糖類、二糖類、単糖類が含まれます。
 ・多糖類(オリゴ糖、でんぷん、デキストリン)
 ・二糖類(麦芽糖、ショ糖、乳糖)
 ・単糖類(ぶとう糖、果糖)



単糖類が最も身近な糖類なんですが、いわゆるお砂糖(グラニュー糖、白砂糖など)がそうです。
お砂糖は、身体に入ると「ぶどう糖」と「果糖」に分解されてから吸収されます。
「ぶどう糖」は血糖値を上げます。その際に膵臓からインスリンが分泌され血糖値は下がりますが、
限界を超えるとインスリンは脂肪細胞に働きかけて、余ったぶどう糖は脂肪に変化して脂肪細胞にため込まれます。

さて、「果糖」の場合は直接血糖は上がらないんです。
ほとんどが肝臓で代謝されて、余った果糖は肝臓にため込まれて脂肪肝や内臓脂肪になります。

色々な成分の代謝を知っておくと、食事療法への理解が深まって良いですよ。

また人工甘味料などなど「???」な成分についてもUPしていきます。
クリニックでも石原管理栄養士に何でも聞いて下さいね。

医療法人大島内科医院
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